トラ技ARMライタ
そういえば、これを買ったまますっかり放置してしまっていたので、このmbed祭に乗じて組み立ててみることにする。
トラ技ARMライタの組み立て
と言っても、基本的にはマルツパーツで買っておいた部品を雑誌の付属ボードにハンダ付けしていくだけ。デバグピンとかminiUSBコネクタがやや込み入ってるものの、ハンダ付け難易度はそれほど高くない。
ということで完成。
デキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
mbed化
さっそく、mbedファームウェアを書き込みしてみる。手順はトラ技のページに記載してあったこのページを参考にする。
トラ技ARMライタを mbed interface にする(LPC1114FN28編) | mbed
ISPボタンを押しながらMacのUSBコネクタと接続。Macからは「CRP DISABLD」というドライブとして認識される。
そして、先ほどのページからmbedファームウェアのファイルをダウンロード
http://developer.mbed.org/media/uploads/MACRUM/lpc11u35_lpc1114_if_mbed_checksum.bin
「CRP DISABLD」ドライブの「firmware.bin」ファイルを削除し、ダウンロードしたファイルを書き込む。そして、アンマウントして、resetボタン。
あれ?また「CRP DISABLD」としてマウントされた!何故だ?!何度やっても同じ結果に。そして先程のページを良く読んでみると、
ファームウェアの書き込みにMacを使用する場合に、書き込みに失敗するケースがあるようです。 その場合はWindows環境で書き込んで頂くか、下記の Lynx-EyED さんのブログの最後の部分で説明されているターミナル.appからコピーする方法で書き込んでください。
との記載が。ということで、ターミナルから処理してみることに。
rm /Volumes/CRP\ DISABLD/firmware.bin
cp lpc11u35_lpc1114_if_mbed_checksum.bin /Volumes/CRP\ DISABLD/
ここで、アンマウントして、resetボタン。
すると今度はちゃんと「MBED」ドライブとして認識された。ここでドライブのmbed.htmを開くと、LPC1114FN28として認識された。おや?
もう一度ページを読んでみると、どうやらこのボード自体がターゲットにならないようで、今書き込んだファームウェアは、LPC1114FN28をターゲットにして、このARMライタからmbedインターフェイスで書き込みができる、というもののようだ。
こんなページもあったもんだから、このボードがターゲットになるのかと勘違いしてしまったじゃないか。
Lチカしてみる
とりあえずは、このボードをターゲットデバイスとして利用したいので、以下のページを参考にする。
なるほど、mbedコンパイラで作ったバイナリをISPモードで(すなわちfirmware.binの書き換えで)書き込めばいいのか。
そして、今はmbedではターゲットデバイスとしてTG-LPC11U35-501があるので、オンラインコンパイラでターゲットデバイスに「TG-LPC11U35-501」を追加。ターゲットデバイスとして「TG-LPC11U35-501」を選択した上で、いつものLチカプログラムをコンパイル。
ISPボタンを押しながらresetボタン押下。「CPR DISABLD」ドライブがマウントされたら、先ほどと同じ手順で、ターミナルからfirmware.binの削除と、コンパイルしたバイナリのコピー。
ドライブをアンマウントしてから、resetボタン。
【追記】トラ技10月号のmbed特集の第3章にそのまんまの記事を見つけました。
で、Lチカもできた!
ということで、我が家にはMARYボードやトラ技付録のボード、素のLPC1114FN28やLPC810なんかが転がっているので、このボードを使ってmbed、なんてこともできるようになった。
そして、マルツパーツでは、このボードの完成品も販売中。