konashi.jsでSBBLEからI2CでマトリックスLEDを制御する【その3】
前回、konashi.jsを使いiPhoneからSBBLE経由でI2CマトリクスLEDを制御するプログラムを書いてみました。
そもそも、SBBLEはランニングエレクトロニクスさんから発売されているUSBコネクタを搭載した小型マイコン基板(PIC)であるSBDBTシリーズを、ユカイ工学さんのkonashi互換ボードとして利用するためのファームウェア。Bluetooth経由で電子部品をコントロールするのに便利な環境です。
ということで、互換機であるSBBLE使って作っちゃったので、一応、もともとのkonashiでも動くかどうかを確かめてみることにしました。
今回は、電源のVCC+とGND、そしてI2Cのクロック線(SCL)とデータ線(SDA)くらいしか繋いでいないので、それをさっさとつなぎ変えていきます。
っていうことで、なんの苦もなく動作しました。
あまりに何も問題が起こらず拍子抜け。ただ、konashiに搭載されているボタン電池CR2032だとこのマトリクスLEDボードをドライブさせることができなかったので、USBから電源をとっています。一度起きてしまえばボタン電池だけでもLEDの維持は可能でした。USBへの電源は、このようにモバイルバッテリーを利用しました。(あれ、今考えると、なんでkonashiのUSBから給電しなかったんだろ…)
ところで、このマトリックスLEDのボードのピン配列とkonashiの配列はSCLとSDAが逆になっていて、それがなければkonashiに直接刺せて楽だったのに、残念。
次に試してみたのが、「konashi 小型化拡張ボード (YE-EX002)」と、konashiのBTモジュール互換の「koshian」の組み合わせ。これだけ小さい部品で作れちゃうのは魅力かも!
ということで、基本的に小型ボードはkonashiとほぼ同じピンソケットを持っているのでそこにつなぎ替えます。
そして電源投入。
こちらもびっくりするくらい問題なく利用できました。でも小型化基板は届いたときはピンヘッダもピンソケットもついていないので自分でハンダ付けする必要があります。USBコネクタももっていないので電源もVCC+につっこんであげる必要があります。バッヂとして動かすならこれも良いかもなぁ。
ということで、今回は全く問題が発生しなかったけれど、実はkonashiとkoshianは完全に互換性があるわけではないようです。
konashiとKoshian™とのインタフェース比較
インタフェース konashi Koshian™ UART ○ ○ I2C ○ ○ GPIO ○ △ PWM ○ △ A/D ○ △ D/A ○ × SPI × △ 注:△は今後随時対応予定
このページを見る限り、UARTとI2Cは動作確認がとれているようだけれど、その他は未対応。SPIなんかは現時点では使えないようです。
でもI2Cは少ない線で接続することができるので、この小型の組み合わせにはいいかもしれません。I2Cデバイスも増えてきたし、かなり遊べる環境です。
ということで、I2Cだとこの3つは同じように使えたよということで。